職場や会社でコーヒーを飲む方は多いでしょう。私もそうで、職場では常にコーヒーを飲んでいます。
以前は、近くのコンビニでペットボトルのコーヒーを買ったり、カフェでテイクアウトしたコーヒーを飲んだりしていました。
今になってみると、その頃は贅沢をしていたと感じます。
節約に目覚めた私は、これらの習慣を見直し、見事に節約を達成しました。
この記事では、私が実際に実践した職場でのコーヒーの節約方法と、新たに思いついた節約方法、そしてそれらを実践する際の注意点を紹介します。
現在は基本的に在宅勤務なので、これらの節約術を使用していませんが、通勤するようになったら再びこれらの節約術を使って職場でコーヒーを楽しむつもりです。これが皆さんの参考になれば幸いです。
前提
各章では、コーヒーの購入代や節約額についての表を用意しています。
表の「1か月の合計」欄では、20日間勤務することを前提とした価格を記載します。例外がある場合は、その旨を明記します。
私が実践した職場でのコーヒー節約方法
節約前の状況
まず始めに、節約を始める前の私の勤務先でのコーヒーの購入方法について説明します。
通常、私は会社の近くのコンビニでペットボトルのコーヒーを購入していました。また、稀に出勤前や休憩時間にカフェに行き、コーヒーをテイクアウトすることもありました。
以下の表は、節約開始前のコーヒーの購入費用をまとめたものです。
購入先 | 商品 | 1日分の価格 | 1か月の合計 |
---|---|---|---|
スターバックス | ドリップコーヒー Tallサイズ(約350ml) | 420円 | 1,680円 (週に1回、1か月に4回購入) |
コンビニ | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約150円 | 約3,000円 |
合計 | – | 約570円 | 約4,680円 |
ミニスーパーでのコーヒー購入に切り替え
私が実践した節約方法の一つは、コンビニで購入していたペットボトルコーヒーをミニスーパーで購入するように変えたことです。
毎日500mlのコーヒーをコンビニで購入していましたが、同じ量をミニスーパーで買うと、価格が大幅に安くなりました。
以下の表は、コンビニとミニスーパーでのコーヒー購入を比較したものです。
購入先 | 1日分の価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|
コンビニ | 約150円 | 約3,000円 | – |
ミニスーパー | 約105円 | 約2,100円 | 約900円 |
このように、コーヒーの購入先を変えるだけで、大幅に節約することが可能になります。
自家製ハンドドリップコーヒー
ペットボトルのコーヒーの代わりに、自宅でハンドドリップコーヒーを淹れてボトルに入れて持ち歩くように変更しました。
この方法は節約の面でミニスーパーには及びませんが、自分で選んだコーヒー豆を好みの淹れ方で作れるため、味の満足度は高いです。また、自宅で豆を挽くことで新鮮なコーヒーを楽しむことができます。
なお、ハンドドリップを行うためには、ドリップ用の道具を購入する必要があり、初期費用が発生する点に注意が必要です。
マイルドカルディという安価な豆は、カルディコーヒーファームで200グラム800円程度で購入できます。28gの豆を使用して360mlのコーヒーを淹れると、1日あたりのコストは約112円になります。この価格はコンビニで購入するペットボトルコーヒーよりは安く、ミニスーパーで購入するよりは高いです。
以下の表はペットボトルコーヒーと自宅でハンドドリップで作ったコーヒーのコストを比較したものです。
購入先 | 商品 | 1日分の価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|---|
コンビニ | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約150円 | 約3,000円 | – |
カルディコーフィーファームなど | ハンドドリップコーヒー(360ml) | 約112円 | 約2,240円 | 約760円 |
ミニスーパー | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約105円 | 約2,100円 | 約900円 |
節約面ではミニスーパーには及びませんが、少しの価格差で味を大幅に向上させることができます。
メリットとデメリットを考慮に入れ、コンビニよりも安く、美味しいコーヒーを飲むことができるという理由で、私はこの節約方法を実践していました。
インスタントコーヒーの活用
忙しい朝でも簡単にコーヒーを用意できる方法として、インスタントコーヒーの利用があります。
寝坊してしまった朝や多忙な状況では、ハンドドリップコーヒーを淹れるのは難しいです。このような時、お湯を沸かしながら支度をし、インスタントコーヒーを作って出勤していました。
インスタントコーヒーは、ボトルに入れて持ち運ぶことも可能で、味は個々の好みによるものですが、手軽さとコストパフォーマンスを重視するなら、検討する価値があります。
例えば、キーコーヒーのインスタントコーヒー スペシャルブレンド 瓶 80gは、定価で562円です。1杯2gで140mlとすると、1本で40杯分となり、1杯あたりのコストは約14.05円です。
以下の表は、ペットボトルコーヒー、ハンドドリップコーヒー、インスタントコーヒーの各コストを比較したものです。
購入先 | 商品 | 1日分の価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|---|
コンビニ | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約150円 | 約3,000円 | – |
カルディコーヒーファームなど | 自家製ハンドドリップコーヒー(360ml) | 約112円 | 約2,240円 | 約760円 |
ミニスーパー | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約105円 | 約2,100円 | 約900円 |
通販サイトなど | 自家製インスタントコーヒー(420ml) | 約42円 | 約843円 | 約2,157円 |
通販サイトなど | 自家製インスタントコーヒー(350ml) | 約35円 | 約703円 | 約2,297円 |
この表から見て取れるように、自宅でインスタントコーヒーを用意することで、節約が可能になります。
ただし、味の面ではペットボトルコーヒーやハンドドリップコーヒーに劣る可能性がありますので、その点は注意が必要です。
カフェコーヒーからコンビニコーヒーへの切り替え
私が試みた別の節約策は、高価なカフェのコーヒーからコンビニコーヒーへの切り替えです。
以前は、職場に着く前や休憩時間にスターバックスでコーヒーを購入していました。Tallサイズのドリップコーヒーは現在、一杯420円です。
これをコンビニコーヒーに変えました。価格は低いですが、一杯では足りないため、気分によっては二杯購入することもありますが、それでもカフェでコーヒーを購入するよりは安くつきます。
私の職場の最寄りのコンビニはセブン-イレブンで、セブンカフェが気に入っています。セブンカフェのRサイズのコーヒーは150mlで120円です。二杯購入しても240円しかかかりません。
多くの方がご存じかもしれませんが、コンビニコーヒーは味も香りも優れており、美味しいです。セブンカフェはドリップ方式を採用しているため、ドリップコーヒーが好きな私にとっては最適です。
節約にもなり、味も風味も好みで、この節約策に私は満足しています。
以下の表は、週一回スターバックスのコーヒーを購入していたものをセブン-イレブンのコーヒーに変えた際の価格比較です。
購入先 | 商品 | 1日分の価格 | ×4回(1ヶ月) | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|---|
スターバックス | ドリップコーヒー Tallサイズ(約350ml) | 420円 | 1,680円 | – |
セブン-イレブン | Rサイズコーヒー(約150ml) | 240円(1杯120円を2杯) | 960円(週に2回、1か月に8回購入) | 720円 |
他の職場でのコーヒー節約方法
ここまで、私が実践している節約方法を紹介しました。これらの方法は、私の好みや環境に合わせた方法です。
好みや環境は人それぞれ異なるため、節約方法もそれぞれ適したものがあると思います。
私が実践していない節約方法の一部を紹介します。この情報が皆さんの節約に役立つことを願っています。
大容量ペットボトルコーヒーでの節約
大容量のペットボトルコーヒーを利用すると、節約することが可能です。
例えば、ブレンディの950mlのペットボトルコーヒー12本パックは、通販サイトで1,940円で販売されており、1本あたりは約161円となります。
1日に475ml(約半分)飲むと仮定すると、1日あたりのコストは約80円となります。これは一般的な500mlのペットボトルコーヒーと比べても安価です。
以下に、ミニスーパーで購入したペットボトルコーヒーと通販サイトで購入した大容量のペットボトルコーヒーの価格を比較した表を示します。
購入先 | 比較対象 | 1日分の価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|---|
ミニスーパー | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約105円 | 約2,100円 | – |
通販サイトなど | ペットボトルコーヒー(950ml) | 1本約161円(2日分) | 約1,610円 | 約490円 |
なお、500mlの安価なペットボトルコーヒーは多くが「コーヒー飲料」に分類されています。これに対して、ブレンディの950mlのペットボトルコーヒーは「コーヒー」に分類されています。
「コーヒー飲料」は100gあたり「2.5g以上5g未満」のコーヒー豆が使われていますが、「コーヒー」は100gあたり「5g以上」のコーヒー豆が使われています。そのため、味や風味、濃さに違いがあります。
この点でも、大容量のペットボトルコーヒーの方が優れています。
より安い価格でよりコーヒー感を味わえるため、水筒に入れ替えるなどの手間が気にならなければ、大容量のペットボトルコーヒーがおすすめです。
濃縮コーヒーで節約
濃縮されたコーヒー原液を使用する方法も一つです。これは水や牛乳で薄めて飲むコーヒーで、例えばサントリーの「割るだけボスカフェ」などがあります。
この商品は1本で1,700mlのコーヒーを作れます。通販サイトでは約300円で売られており、1日340mlを飲むとすると、5日分のコーヒーが作れます。これにより、1か月のコーヒーコストが約1,200円となり、大幅な節約が可能です。
以下の表は、ミニスーパーで購入したペットボトルコーヒーと自宅で用意した濃縮コーヒーのコストを比較したものです。
購入先 | 比較対象 | 1日分の価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|---|
ミニスーパー | ペットボトルコーヒー(500ml) | 約105円 | 約2,100円 | – |
通販サイトなど | 濃縮コーヒー(340ml) | 約60円(1本で5日分) | 約1,200円(1か月で4本) | 約900円 |
サブスクリプションによる節約
コーヒーサブスクリプションは、定額を支払って一定期間内にコーヒーを何杯も飲むことができるサービスです。
例えば、JR東日本のベックスコーヒーとNewDaysでは、現在このようなコーヒーサブスクリプションを提供しています。
NewDaysのコーヒーサブスクリプションでは、1杯110円のレギュラーサイズのコーヒーを1か月に20杯まで飲むことができ、その料金は月額1,390円です。通常購入であれば2,200円かかるところを、サブスクリプションを利用することで810円節約することが可能です。
ただし、これらのサービスは特定の店舗でのみ利用可能なので、利用する際は近くに該当店舗があるか確認が必要です。
比較対象 | 価格 | 1か月の合計 | 1か月の節約額 |
---|---|---|---|
NewDays レギュラーサイズコーヒー | 110円 | 2,200円 | – |
NewDays サブスクリプション | 月額1,390円 | ||
(月に20杯まで) | 1,390円 | 810円 |
一時期、コンビニでもコーヒーのサブスクリプションサービスが試みられていました。しかし、このサービスは期間限定や地域限定で実施されており、現在は行われていないようです。
このようなサービスが全国規模で実施されれば、コーヒーを日常的に飲む多くの人々にとって大きな節約となり得ます。再びこのようなサービスが導入されることを期待したいです。
節約を実践する際の注意点
これまでに紹介した節約の実践には、いくつかの注意点があります。
コーヒーボトル選びの注意点
ここまでに述べた節約方法は、すべて無糖、ブラックのコーヒーを想定しています。
カフェオレや微糖コーヒーなどの飲み物をボトルに入れる場合は、注意が必要です。
何故なら、製品によってはボトル内部で変化が起こったり、飲み物自体に影響を与える可能性があるからです。
水筒やボトルを新規に購入する場合は、自分が入れようと思っているコーヒーの種類を考慮して選ぶことが重要です。すでに持っているボトルを使用する場合でも、それを使用して問題がないか確認し、問題があれば新規に購入することを推奨します。
自宅で用意したコーヒーを入れるボトルを選ぶ際には、以下の点に注意が必要です。
- 材質:ステンレス製やガラス製のボトルなど、飲み物の味を損なわない材質を選びましょう。また、熱に強い材質を選ぶことで、熱いコーヒーを入れても問題ないボトルを選ぶことができます。
- サイズ:持ち運ぶバッグや自身の飲み物の量に合わせたサイズのボトルを選びましょう。小さすぎるとコーヒーが足りなくなり、大きすぎると持ち運びに不便になる可能性があります。
- メンテナンス:コーヒーは頻繁に飲む飲み物であるため、ボトルは毎日洗う必要があります。そのため、洗いやすい形状のボトルを選びましょう。特に、口元が広いボトルは洗いやすく、残ったコーヒーの匂いも取りやすいです。
冷蔵保存の必要性
ペットボトルコーヒーを冷蔵せずに置くと、内部で雑菌が繁殖する可能性があります。
水筒やボトルへの移し替えが面倒で、職場で冷蔵しないで保管するのはリスクがあります。特に開封後のコーヒーは、常温保存では雑菌の繁殖が進みやすくなるため、注意が必要です。
節約と楽しみのバランス
節約ばかりを追求すると楽しみを失う可能性があります。
自分の好きな味でないコーヒーを無理に飲むような節約方法は続けられるものではありません。それは大好きなコーヒーを嫌いにするかもしれません。
コーヒーを楽しみつつ、自分ができる範囲で節約するという意識を忘れないでください。
終わりに
毎日のコーヒータイムは、私たちの一日に何とも言えない喜びをもたらします。
今日ご紹介したコーヒーの節約方法は、その一助となることを願っています。
節約は、私たちの生活を豊かにするための一つの手段です。しかし、その一方で、コーヒーの美味しさや楽しみを失うことなく、無理なく続けられる節約方法を見つけることが大切です。
毎日一杯のコーヒーが、少しでもあなたの生活を豊かにすることを願っています。今後も節約家として、日々楽しむコーヒー日記をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!